年間を通じて水温が20℃以下の渓流域に生息する. アマゴとサツキマスとは,同種で生活史が異なり, 河川に残留するものがアマゴ,降海するものがサツキマスである.
サクラマスの幼魚と河川に残留するものをヤマメと呼んでいる. ヤマメの生息場所は傾斜が急で,淵と早瀬が交互に連なった場所で, 水はきわめて清澄で年間を通じて20℃以下のところである.
アマゴに良く似るが,パーマークも朱点や濃い黒点もない. アマゴ(あるいはヤマメ)の突然変異種と考えられている. 現在はイワメを独立種として扱っていないが, 環境庁のレッドリストでは、 無斑型が混在する関東地方のヤマメや西日本のアマゴ個体群は、 絶滅のおそれのある地域個体群に指定されている.
琵琶湖にのみ分布している,日本固有亜種.
水が冷たい(20℃以下がすき)湖沼や河川の岩石や倒木の陰に生息する. 原産地は北部ヨーロッパで,日本にはアメリカから持ち込まれた. シューベルトの「鱒」のモデル.
原産地はアメリカの太平洋側で,アメリカから持ち込まれた移入種. 冷水域を好む.
谷川の岩の多いところに生息する。
生息場所は水温約15℃以下の山地渓流部である. 同じ個体群のなかに降海型と河川残留型が混在する.
サクラマスの幼魚と河川に残留するものがヤマメである. 産卵期が近づくと体色が黒ずみ桜色のまだら模様が浮き出てくる(下図).
サツキマスとアマゴは同種だが生活史が異なり、降海するものがサツキマス。
産卵期にはオスの吻端は著しく伸び,下あごは先端が上向きに曲がり, 上あごの先はその上に被さるようになる. 体は側扁し,背びれの前の背部が著しく盛り上がる. 一方,メスは体形の変化がほとんどなく, 体色が変わる程度である.
降海型と陸封型があり,降海型をベニザケ,陸封型をヒメマスという. 成熟が進むにつれ,頭部は全体に緑がかったオリーブ色, 背部と体側は鮮やかな赤色,腹部はくすんだ灰赤色となる. 背びれ,あぶらびれ,腹びれ,尻びれまで赤くなるが, 胸鰭,尾びれは黒っぽい緑色である. 成熟したオスでは特に赤色が鮮やかであり, 背びれの前が若干隆起・側扁し,頭部の先端が伸びて, 上あごの先端は下へ,下あごの先端は上方へ曲がる.
産卵期には,背部と頭部は濃い青緑色に, 体側はくすんだ赤色ないし鮮紅色になる. 成長が遅い個体は1年川に残り、翌春降海するが、 河川残留個体はほとんどいない.
キングサーモンとも呼ばれ、サケ属魚類の中で最大。 北アメリカ大陸カリフォルニアより北の大きな河川に産卵のため遡上する。
日本最大の淡水魚といわれ、湿地帯のある河川の下流域や湖沼に 多く生息している。 近年は生息数が激減している。魚食性。